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第68回全日本剣道選手権は、2021年3月14日、前回大会2位の松崎賢士郎4段(筑波大)が初の日本一に輝きました。学生の優勝は2014年第62回大会を制した竹ノ内佑也(筑波大)以来の快挙!決勝で村上雷多・五段(大体大教)に勝利。
永遠のライバル星子啓太選手とは準決勝で対戦。見事1本勝ちで勝利。
2019年の全日本学生選手権大会は筑波大学同志の決勝でした。優勝したのは星子啓太選手。その決勝戦の相手の相手が松﨑賢士郎選手です。
この時は、優勝は惜しくも逃してしまいましたが、どちらが勝ってもおかしくない試合に誰もが息を呑んだのではないでしょうか?
筑波で彩った決勝・・
本日は松崎賢士郎選手のプロフィールや経歴、得意技などを徹底分析してまとめました。
松﨑賢士郎選手Wiki風プロフィール
名前:松﨑賢士郎 4段
生年:1998年
年齢:21歳(2020年6月現在)
出身:長崎県
身長:178㎝
得意技:面(出ばな面)
諫早中学校(長崎県)→島原高校(長崎県)→筑波大学
主な実績
全国中学校剣道大会 個人準優勝
インターハイ 個人3位 団体2位
玉竜旗剣道大会 準優勝
国民体育大会 三連覇(長崎代表)
全日本学生剣道選手権大会 準優勝
全日本学生剣道優勝大会(団体)準優勝
全日本剣道選手権大会 準優勝
松﨑選手は高校までは地元の長崎県でずっと剣道をされていたようですね!松﨑選手のお父様が剣道の指導者だった影響で、小学校1年生で剣道を始められたそうです。島原高校は全国的に見ても珍しい男女とも超名門です。(ほかの高校、例えば九州学院は男子だけ、中村学園女子は女子だけの剣道部)
高校時代は国体3連覇。しかし九州学院の壁は厚かった
松﨑選手の高校時代の代表実績と言えば国体3連覇です。1年生の時から3年生の時まで出続け、そのたびに勝利に導いてきました。しかし、インターハイや玉竜旗剣道大会などではいつも九州学院の壁にぶち当たり、優勝逃してしまい、ものすごく悔しかったそうです。
九州学院に負けた試合↓
高校時代は充実していましたが、(落とした試合で)勝ちたかったという気持ちは尚更強かったです。ずっと悔しさは感じてきましたし、すごく苦しくて悩んだ時期もありました」
「(国体の前に)優勝だけを目標に臨んだインターハイでは結果を出せずに終わり、自分がこれまでやってきたことは間違っているのかと自問自答する毎日でした。気持ちを切り替えて臨んだ国体での3連覇は自分の努力が報われた大会でしたが、全てが晴れたわけではありません。それまでにずっと負けてきた悔しさは残っています」
https://www.mhmf.or.jp/interview/31_index_detail.php
国体で三連覇したときの試合 松﨑対星子
松﨑選手が筑波大学へと進学を決めた理由は、
「小学校高学年のときに、剣道をやっている父親から筑波が日本一の大学と聞かされて、憧れを抱きました。憧れが目標に変わったのは中学校3年生のとき、香田先生(香田郡秀教士八段・筑波大学剣道部部長)が長崎に来てくださり、指導を受けたときです」
折しも長崎国体を翌年に控えた時期で、国体のアドバイザーも務めていた香田教士八段が、長崎の学生たちを丁寧に指導してくれたそうだ。
「小・中学生の私は道場に通う傍ら、父親からも指導を受けていて、攻めや溜めという剣道における理合的な考えを教わりました。この教えを長く大事にしていきたいと思っていた矢先に、香田先生は理合を意識して指導してくださいました。その時、筑波大学で香田先生に師事したいと思ったのです」スポンサーリンク
https://www.mhmf.or.jp/interview/31_index_detail.php
っと筑波大学の剣道の指導を受けたいと思ったからのようですね。
「1年からレギュラーを!」っと志したものの、
「若輩とはいえ選抜メンバーに入ることを目標にしていましたが、甘い世界でないことを痛感させられました。大きく悔いの残る年でした」と大学1年目を振り返る。
「大学の雰囲気に呑まれてしまった部分もあり、勝手も分からない中で頑張ってはいたつもりでした。
ですが、結果に結びついていないのは、まだまだ足りなかったと反省しています。
ここまで来られたのは自分一人の力ではなく、多くの方々に支えられていることを実感しましたし、感謝の気持ちを忘れずに剣道に励んでいきたいです」
https://www.mhmf.or.jp/interview/31_index_detail.php
っと自身を振り返っており、筑波大学の層の厚さは松﨑選手といえども厳しかったようですね。
20歳で全日本剣道選手権大会に初出場
そんな悔しい1年を過ごした松﨑選手でしたが、2年目からはレギュラーを勝ち取り試合に出場され、結果を出されています。また20歳になると全日本剣道選手権大会の出場資格が得られるのですが・・
2年生になりたての頃
「この1年間を振り返って、今の自分に何が足りないのかを自分自身で分析しました。そこを補うことで、2年生は飛躍の年にしたい。筑波での生活の流れも把握できたので、もっと計画的に効率よく自分を追い込んでいきます。チームとしては、全日本(学生剣道優勝大会)での優勝が目標なので、メンバー入りして優勝に貢献したい。
個人的には今年から全日本剣道選手権大会への出場資格(20歳以上)を得たので、日本最高峰の大会で少しでも上を目指したい」
https://www.mhmf.or.jp/interview/31_index_detail.php
言葉通り、見事に茨城県予選を1位で通過し、2018年の全日本に出場されています。
さらに2019年の全日本剣道選手権大会では堂々の準優勝
山田凌平選手や竹ノ内裕也選手など日本を代表する選手を次々と破っていった華麗な面うちは本当に鮮やかでした!
松﨑選手の得意技と剣道の特徴
松﨑選手の得意技はずばり面!!2019年の全日本剣道選手権でもほとんど面で決めています。かなりベーシックな技なのですが、攻めて相手が動いたり居ついたところを鮮やかに面で決めています。簡単なようで実はこれができれば剣道苦労しないよ!っというぐらい大事な技です。そんな剣道の基本中の基本を寸分の互いもなく正しくやれてしまうのが松﨑選手のすごさではないでしょうか?
進路は教員または大学院
松﨑選手はかねてより教員になることを希望しているそうなので警察官になるということはなさそうです。大学院に進学して勉学を重ねるのか、卒業後すぐに教員になるのかのどちらかになるでしょうね!
ずばり彼女はいるのか?
これはいるかいないかというところはよくわからないですが、筑波大学剣道部は決して恋愛禁止でもないですのでいてもおかしくないですが、やはり剣道の稽古が忙しいとなると、付き合うとしたら剣道のことをよく理解してくれる彼女じゃないとだめでしょうね・・。
残念なのは2020年度の全日本学生および全日本剣道選手権などの大会は軒並み中止ということで、最後の4年生として出られる大会がなくなってしまったと思いましたが、第68回全日本剣道選手権が開催されて本当によかったです。
松﨑選手はこれからも全日本などにチャレンジしていくでしょうから、今後、ライバルの星子選手とまた決勝で会う日が来るのを楽しみにしましょう!
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